こんにちは【スマホ情報基地局のしゃもじーに】です
現在のスマホは電話やメールはもちろん、スマホ決済やネットで買い物、ゲームや音楽を聴くことができたり、動画や電子書籍での読書など、生活必需品となりました
そんなスマホ業界では格安スマホ(MVNO)や大手携帯会社のサブブランド、オンライン専用プランなど多くのスマホプランがあります
その中で自分にあったスマホプランを見つけるのはなかなか難しい現状です
そんなスマホ業界での料金比較やおすすめの使い方を携帯業界に10年以上いる著者が解説していきます
今回は自社の電波を持っている4大携帯会社(MNO)のドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルを比較していきます
4大携帯会社は料金を安くするというよりは「快適にスマホを使いたい方」向けの料金体系になっています

MNO=自社で電波回線網を有するdocomo、au、SoftBank、楽天モバイル
MVNO=MNOの回線を借りて格安SIMサービスを提供する事業者
4大携帯会社のプラン内容や違い
電波の違いや人気の会社
大手携帯会社を使うメリット・デメリット
大手携帯会社を使うメリット・デメリット

冒頭でもお伝えした通り大手携帯会社は「快適にスマホを使いたい人」向けと著者は考えています
まずは大手携帯会社を使っていくメリットとデメリットを見ていきましょう
大手携帯会社を使うメリット
高速通信・広範囲の安定した電波
データ通信を使い放題に出来る
最新機種を購入する事が出来る
高速通信・広範囲の安定した電波
大手携帯会社は自社の電波を持っている為、次世代の通信方式の5G通信や広範囲をカバーしている電波を使える事がメリットです
これは当たり前に感じる方もいるかもしれませんが、格安スマホ(MVNO)は大手携帯会社の電波を借りて通信をしています
これにより格安スマホはデータ通信が込み合う時間帯には通信速度が遅くなってしまう事があります
スマホは今や生活必需品です。「一刻を争う時に使いたいのに使えませんでした」では冗談では済まないです
データ通信を使い放題に出来る
大手携帯会社ではデータ通信の使い放題プランを提供しています
現在ではネットで店を調べたり予約する事やYouTubeなど動画の視聴やオンラインでの会議や打ち合わせも多いです
自宅やオフィスでWi-Fi環境があればいいですが、どこにでもWi-Fi環境があるとは限りません
そんな時にデータ通信を使い放題に出来るプランでは、データ通信量を気にする必要がない為ストレスなくスマホを使うことが出来ます
最新機種を購入する事が出来る
最新機種をいち早く購入することが出来ます
今ではオンラインでスマホを購入も出来るようになりましたが、最新の機種を1番に販売するのは大手携帯会社です
その他にもスマホにはアプリをダウンロードして自分に使いやすいようにカスタマイズ出来ます
通常アプリは最新のスマホのOSをもとに作られる為、最新のアプリを使いたい場合やアプリをダウンロードしたスマホの動作がサクサク動くのも最新の機種を使えるメリットです
大手携帯会社のデメリット
料金体系がわかりずらい
料金が割高
ライトユーザーにはお得ではない
料金体系がわかりずらい
正直、格安スマホやサブブランド、オンライン専用プランに比べて、大手携帯会社の料金は高いです
ただ、大手携帯会社も料金を安くするために家族割引や自宅のネットの割引など、各種割引を用意しています
しかし、この割引が多くなってしまい最終的な金額がわかりずらくなっています
料金が割高
先ほども記載したように大手携帯会社の料金は割高です
例えばドコモの「5Gギガホプレミアム」は家族割、ドコモ光セット割、dカードセット割を入れて月額4928/月です
しかし、ahamoは一人で割引もなく、20GBで2970/月になります
もちろんデータし放題やデータ通信量20GBの違いはありますが、料金だけでみれば割高と言えます
ライトユーザーにはお得ではない
2021年6月時点のデータでは、スマホでの平均データ量は8.72GBです
その中でデータ通信を使わない3GBで収まるライトユーザーが5割というデータがあります
先ほどのドコモの「5Gギガホプレミアム」では3GB以下の割引で1500円安くなり2980/月にで利用ができます
しかし、auのサブブランドであるUQモバイルは3GBで1628/月です
店頭サポートなどの違いはありますが、データ通信を使わないユーザーにはお得ではないです
大手携帯会社の料金比較

プランは大きく分けて「データし放題プラン」と「従量制段階プラン」に分かれてきます
各携帯会社での料金の違いをみていきましょう
無制限プランで比較
無制限プラン一覧
携帯会社 | ドコモ | au | ソフトバンク | 楽天モバイル |
プラン名 | 5Gギガホプレミアム | 使い放題MAX5G | メリハリ無制限 | Rakuten UN-LIMIT Ⅵ |
月額料金(税込) | 7315円 | 7238円 | 7238円 | 3278円 |
データ容量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限(楽天エリアのみ) |
3GB以下割引 | 1650円割引 | 1650円割引 | 1650円割引 | なし |
家族割引 | 2回線:-550円 3回線:-1100円 | 2回線:-550円 3回線:-1100円 | 2回線:-660円 3回線:-1210円 | なし |
インターネット割引 | -1100円 | -1100円 | -1100円 | なし(Rakuten光が1年無料) |
でんき割引 | 電気代の3% dポイントで還元 | 電気代の1%~5%をpontaポイントで還元 | おうち割でんきセット -110円 | なし |
カード割引 | -187円 | -110円 | なし | なし |
テザリング | 無制限 | 30GBまで | 30GBまで | 無制限 |
合計(3回線以上) | 3278円 | 3278円 | 3168円 | 3278円 |
無制限プランでは「楽天モバイル」が1番安く結果になりました
次に携帯電話料金では「ソフトバンク」が安く、同額で「ドコモ」「au」の順番になっています
ただし、プランの内容で言えばドコモが有利と言えます
理由はテザリングのデータ使用量が無制限で利用できる為です
au、ソフトバンクはテザリングのデータ量に制限があり、楽天モバイルは楽天エリアでのみ無制限です
ドコモはスマホのデータ量、テザリングデータ量、電波範囲すべてを揃えているので、快適に使うことが出来るでしょう
従量制定額プランで比較
従量制段階プラン一覧
携帯会社 | ドコモ | au | ソフトバンク | 楽天モバイル |
プラン名 | 5Gギガライト | ピタットプラン5G | ミニフィットプラン | Rakuten UN-LIMIT Ⅵ |
~1GB | 3465円 | 2178円 | 2178円 | ↓ |
~2GB | ↓ | ↓ | 3278円 | ↓ |
~3GB | 4565円 | ↓ | 4378円 | 1078円 |
~4GB | ↓ | 3278円 | – | ↓ |
~5GB | 5665円 | ↓ | – | ↓ |
~7GB | 6765円 | 4928円 | – | ↓ |
~20GB | – | – | – | 2178円 |
割引 | 家族割 ドコモ光セット割 dカードお支払い割 | 家族割プラス auスマートバリュー au Payカードお支払い割 | 新みんな家族割 (家族回線のカウントになるが割引はなし) | なし |
従量制段階プランでは通信量により金額が変わってきます
やはり料金で言えば楽天モバイルが一番安いです
しかし、従量制プランは家族に無制限プランにされたい方がいる場合以外はサブブランド、オンライン専用プランで契約した方がお得です
店頭サポートが受けられなくて不安な方は、サブブランドでも店頭サポートは受けられるます
各種割引で比較
先ほどの料金一覧では最大数の割引を入れた料金でした
しかし、家族割引は家族で持っている合計の回線数に応じて料金が変わってきます
2回線の場合
適応割引 | ドコモ | au | ソフトバンク | 楽天モバイル |
家族割引のみ | 6765円 -550円割引 | 6688円 -550円割引 | 6578円 -660円割引 | 3278円 割引なし |
家族割引 インターネット割引 | 5588円 -1650円割引 | 5588円 -1650円割引 | 5478円 -1760円割引 | 3278円 割引なし |
家族割引 インターネット割引 でんき割引 クレジットカード割引 | 5478円 -1837円割引 | 5478円 -1760円割引 | 5368円 -1870円割引 | 3278円 割引なし |
家族割引 インターネット割引 でんき割引 クレジットカード割引 3G以下割引 | 3828円 -3487円割引 | 3828円 -3410円割引 | 3718円 -3520円割引 | 3278円 割引なし |
3回線の場合
適応割引 | ドコモ | au | ソフトバンク | 楽天モバイル |
家族割引のみ | 6515円 -1100円割引 | 6138円 -1100円割引 | 6028円 -1210円割引 | 3278円 割引なし |
家族割引 インターネット割引 | 5115円 -2200円割引 | 5038円 -2200円割引 | 4928円 -2310円割引 | 3278円 割引なし |
家族割引 インターネット割引 でんき割引 クレジットカード割引 | 4928円 -2387円 | 4928円 -2310円割引 | 4818円 2420円割引 | 3278円 割引なし |
家族割引 インターネット割引 でんき割引 クレジットカード割引 3G以下割引 | 3278円 -4037円割引 | 3278円 -3960円割引 | 3168円 -4070円割引 | 3278円 割引なし |
割引だけで言えばソフトバンクの割引金額が1番高くなりました
家族で乗り換えを検討されている場合はソフトバンクがいいでしょう
楽天モバイルは料金が安い分スマホに割引はありませんが、「Rakuten光が1年無料」の特典が付きます
ただ、割引の金額でみれば大差がないので、割引が適応できるかどうかを重視するべきです
まずは家族の利用状況や自宅のインターネット回線が割引対象の事業かを確認して「まとめる事が出来るのか」を予め相談しておく必要があります
電波での比較(2022年6月時点)

5Gエリア比較
ドコモ
ドコモ公式サイト(2022年5月29日時点)
- 赤色:5Gエリア(Sub6)
- 黄色:4GLTEエリア
- 紫色:5Gエリア(ミリ波)※今後拡大予定の為なし
ドコモの5Gエリアは上の地図のとおりです
都心を中心に、対応エリアが広がっていますが、まだ地方には浸透していません
今後全国で5Gが使えるのは、もう少し先になるかもしれません
au
au公式サイト(2022年4月時点)
- 赤色:5Gエリア(Sub6)
- オレンジ:5Gエリア(NR化)
- 黄色:4GLTEエリア
auの5G対応エリアは赤色とオレンジ色にはなります
しかしオレンジ色のエリアは「5Gエリア(NR化)」になっています
「5Gエリア(NR化)」とは4Gの通信設備を5Gに転用したものです
4G設備を使っている為、速度自体は4Gと変わらない速なので、実質5Gエリアは赤色のみになります
auも5Gエリアは少ない事がわかります
ソフトバンク
ソフトバンク公式サイト(2022年4月時点)
- 薄紫色:5Gエリア(ミリ波)
- 赤色:5G(Sub6)
- 薄いピンク色:4G設備を転用した5G
ソフトバンクの5Gエリアはドコモ、auと比べ非常に広いエリアをカバーしています
都内エリアは5Gをカバーしていますが、それ以外の地域は4Gを転用した5Gエリアが大半です
しかし、ドコモ、auと比べると5G化が一番進んでいると言えます
楽天モバイル
楽天公式サイト(2022年5月12日時点)
- 青色:5Gエリア(ミリ波)
- 緑色:5Gエリア(Sub6)
- ピンク色:4GLTEエリア
- 薄い黄色:パートナー回線エリア(au回線)
楽天モバイルの5Gエリアは都心の一部だけになっています
4Gエリアは広がってきていますが、楽天モバイルは「プラチナバンド」を持っていないです
電波はドコモ、au、ソフトバンクの方が優位性があります

「プラチナバンド」とは700~900メガヘルツの周波数帯の電波で、山や建物などの障害物を回り込んで到達する特性が強く、送信できる情報量も多い為、携帯電話の電波に最適な電波と言われているよ。
通信スピードで比較
エリアを確認した後は、通信スピードを見ていきましょう
5Gが本格化していない為、4G電波での計測になります
ドコモ
平均ダウンロード速度: 197.16Mbps
平均アップロード速度: 19.34Mbps
au
平均ダウンロード速度: 105.04Mbps
平均アップロード速度: 16.02Mbps
ソフトバンク
平均ダウンロード速度: 123.39Mbps
平均アップロード速度: 21.7Mbps
楽天モバイル
平均ダウンロード速度: 43.93Mbps
平均アップロード速度: 22.72Mbps
結果はドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイルの順になりました
ダウンロードが動画視聴やネット検索などの通信速度になり、アップロードがメールなどスマホからの通信する為の速度です
電波スピードはドコモが安定してスピードが出せていますが、楽天モバイルは他の携帯会社と比べると半分の速度も出ていません
通信に関しては楽天モバイルが非常に弱い事がわかります
通話オプションの違い

通話オプションの違いも見ていきましょう
通話料は全社共通で22円/30秒ですが、定額オプションが用意されています
ドコモ | au | ソフトバンク | 楽天モバイル | |
オプションなし | 22円/30秒 | 22円/30秒 | 22円/30秒 | 22円/30秒 |
5分以内 | 5分通話無料オプション 770円/月 | 通話定額ライト2 880円/月 | 準定額オプション+ 880円/月 | – |
10分以内 | – | – | – | ~6/30まで 10分通話かけ放題 1100円/月 |
15分以内 | 7/1~ 15分通話かけ放題 1100円/月 | |||
かけ放題 | かけ放題オプション 1870円/月 | 通話定額2 1980円/月 | 定額オプション+ 1980円/月 | Rakuten Link アプリ利用 0円 |
かけ放題オプションで比べるとドコモが安いですが、料金自体はあまり変わらないです
楽天モバイルは2022年6月30日までは10分無料ですが、7月1日以降は15分かけ放題にグレードアップします
更にRakuten Linkアプリを使えば国内通話がかけ放題になります
電波の問題はありますが、通話が多い人は楽天モバイルを選んでみてもいいかもしれません
人気の携帯会社は?

次に人気の携帯会社を見てきましょう
総務省が発表した電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表をもとにシェア率が高く、選ばれている携帯会社は以下のようになりました
1位:ドコモ(36.9%)前年から-0.5ポイント
2位:au(27.4%)前年から-0.3ポイント
3位:ソフトバンク(21.4%)前年から-0.4ポイント
4位:楽天モバイル(0.8%)前年から+0.8ポイント
シャア率の1位はドコモですが、前年から契約件数が減っています
逆にシェア率4位の楽天モバイル契約数が上がっている事がわかります
このことから人気のある携帯会社は楽天モバイルになります
まとめ
今までの内容を踏まえた無制限プランで著者おすすめの携帯会社は以下の通りです
料金重視なら楽天モバイル
電波で選ぶならドコモ
すべての割引を揃えれるならソフトバンク
楽天モバイルは無制限で通信が出来て、割引が無くても料金は断トツで安いです
電波の問題はありますが、料金だけでみれば楽天モバイルがおすすめです
ドコモは電波範囲や通信スピードは1番なので快適にスマホを使うことが出来ます
スマホの快適さを重視するならドコモがおすすめです
割引をすべて揃えれるなら中間的な位置としてソフトバンクがおすすめです
料金的にも快適さも両方備えています

他にも通信量を使っていない方はサブブランドがおすすめです
1人で利用する方や、サブ回線として使う方はオンラン専用プランがおすすめです
まずは、自分の利用状況を把握して自分にあったプランを見つけていきましょう
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